親が亡くなった。兄弟とは疎遠。
知らない人から急に手紙がくる。
私は兄の代理人です。
親の財産はこれとあれ。
この財産は兄。
あの財産は弟。
勝手に振り分けた内容の文書に実印を押して印鑑証明をつけて返信用の封筒に入れて送って欲しいという。
こんなお手紙が急に届いたら皆さんはどう思いますか?
「あっそう。じゃハンコ押して送ります」
ってなる人はこんな方だと思います。
・納得して財産を受け継げそう
・全く興味のない方
・普通に良い人
大抵は「あなた誰?実印押すのコワイ!」
と戸惑います。そして結局ハンコを押して送る多くの方はモヤモヤしています。実際に10件以上そのようなご相談を受けております。
「なぜ勝手に専門家を頼むの?」という思いだけで「自分も専門家に頼んでみよう」という方も見ています。
良く分からないから、大変そうだから専門家に頼んだのにもっと大変なことになってしまった。となったら本末転倒ですよね。
手続きを一任されたという場合なら躊躇なく専門家に頼んで良いと思います。
なんだか手続きが大変そうだから第三者に頼んでおこうという場合、事前に相続人全員に話をしておかれることが理想です。
兄弟で仲たがいしていないのであれば直接ひと声かけましょう。
これだけでも調停を避けられる可能性は高いのです。
皆様、相続の手続きを専門家に頼むときは慎重にお願いします。
頼んだ時にメリットデメリットを教えてくれてアドバイスまでもらえる専門家を見つけましょう。
そしてこのように苦しんでいる相続人は少なくないことを知ってください。
皆さんの財産を誰に継がせるのか。争いなきよう遺言書を書いていただくことをおすすめします。
行政書士イワクラ事務所にお問い合わせください。お待ちしております。